【キエフ=上杉洋司】全欧安保協力機構(OSCE)は1日、マレーシア航空機撃墜事件の現場に入り、残された遺体などの収容作業を始めた。ツイッターで明らかにした。
オランダとオーストラリアの専門家60人以上が同行しているという。
現場調査を巡っては、ウクライナ、ロシア、OSCEの3者による協議が31日に開かれた。ウクライナ側によると、現場に向かう安全な経路を確保することで合意。この日の協議には親ロシア派武装集団も参加した。インターファクス通信によると、双方の人質解放などを議題に、実務者レベルでの協議が1日も続いている。
ただ、現場周辺では戦闘が続いている。ウクライナ当局によると、墜落現場から数キロ地点のシャフタルスクで31日深夜、ウクライナ軍が武装集団に奇襲され、少なくとも10人が死亡し、11人が行方不明となっている。インターファクス通信によると、ルガンスクでは市街地に複数の砲撃があり、1日までの24時間で市民5人が死亡した。(読売)
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16739 戦闘続く現場周辺、遺体収容を開始…マ機撃墜 古澤襄

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