16767 父弁護士、母東大…佐世保・逮捕少女を育てたエリート一家     古澤襄

長崎県の佐世保北高校1年、松尾愛和さん(15)を殺害した容疑で逮捕された同級生のA子(16)は、誰もがうらやむ“エリート一家”に生まれ育った。
県内でも有数の進学校に通っていたA子。友人からは勉強だけでなくスポーツや芸術にもたけた「文武両道」とみられていたが、それには両親の英才教育があったという。
「A子には弁護士の父親と、教育委員会にも関わっていた母親、それに同じ高校に通っていた兄がいました。父親は早大を卒業後、司法試験に受かり、今では県内でも最大級の事務所を構え、有名企業の顧問弁護士も務めている。母親は東大を出て、地元の放送局に勤めていたそうです。NPO法人の代表を務めたり、出版活動も行っていました」(地元マスコミ関係者)
兄も全国統一高校生テストで上位2ケタに入るほどの秀才。地元でも有名なエリート一家だったという。A子は「お兄ちゃんが総理大臣になるって言っているから、私はNHKのアナウンサーになる」と話していた。
「A子は勉強だけではなくてスポーツも万能で、ウインタースポーツで国体に出た経験もある。他にも県の美術展とかピアノコンクールで入賞するなど、将来を期待されていたんです」(前出の地元マスコミ関係者)

■父親は半年で再婚
そんな優雅な生活も昨秋に母親ががんで亡くなってから一変。父親は半年で再婚し、A子は今年4月から家賃5万円台のマンションで一人暮らしをしていた。「お母さんが亡くなって、すぐにお父さんが別の人を連れてきた。お母さんのこと、どうでもいいのかな」と話すなど落ち込んだ姿を見せていたというA子は、父親を金属バットで殴り、大けがを負わせていたことも分かった。
「実はA子は過去にも小動物を解剖するといった“奇行”を繰り返していた。小学生の時には、学校の給食に塩素系洗剤を投入するという“事件”も起こしている。担任には<バカにされたからやった>と話していたそうですが、A子の母親が<A子は悪くない>と相当抗議したそうです。そのためか、この事件は全く報道されませんでした」(捜査事情通)
高台の高級住宅街で暮らしていた幸せなエリート一家は“バラバラ”になってしまった。
(日刊ゲンダイ)
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