■23歳ヒップホップアーティスト
【ロンドン=内藤泰朗】英日曜紙サンデー・タイムズは24日、英保安当局が米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏を処刑したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の構成員に関し、「有力な容疑者」を特定したと報じた。
報道によると、容疑者として浮上したのは、ロンドン西部に住んでいたヒップホップアーティストのアブデル-マジェド・アブデル・バリー容疑者(23)。1年前に英国を出国していた。
バリー容疑者はエジプトにルーツがあるとされ、父親は1998年のケニアとタンザニアの米国大使館爆破事件に関与したとして、米国当局からテロ罪で起訴されている。
「ジハディ(聖戦主義の)・ジョン」のニックネームを持ち、今年6月、ツイッターで「薄汚れた者(異教徒)たちよ、ライオンは間もなくお前たちの裏庭に首を切りに現れる」と書き込んでいたという。
ハモンド英外相はサンデー・タイムズに寄稿、実行犯の行為は国民がよりどころとするすべてへの「完全な裏切り」と述べ、「野蛮なイスラム過激主義は、私たちの国にも脅威となっている」と警鐘を鳴らした。(産経)
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16970 米記者殺害、容疑者を特定 英紙報道 古澤襄

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