[モスクワ 25日 ロイター]ロシアのラブロフ外相は25日、ロシアがウクライナ東部に近く、第2弾の人道支援部隊を送る意向であることを明らかにした。
同外相は記者会見で「(ウクライナの)人道状況は改善しておらず、むしろ悪化している」と指摘。「今後数日のうちに、同じルートで第2弾の人道支援部隊を送るための全ての条件について合意することを望む」と述べた。
ロシアの人道支援物資を運ぶトラックは22日、ウクライナ政府の許可なしに国境を通過。ウクライナ、および西側諸国は重大な国際法違反としてこれを非難している。
26日にはウクライナとロシアはベラルーシのミンスクで首脳会談を開催。ロシアのプーチン大統領とウクライナのポロシェンコ大統領は6月初旬にフランスで行われた会談以来初めて直接顔を合わせる。
同会談には欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表が率いるEU代表団のほか、ロシアと関税同盟を組むベラルーシのルカシェンコ大統領とカザフスタンのナザルバエフ大統領も出席。
ラブロフ外相は同会談について、西側諸国はウクライナ問題解決の責任をロシアに押し付けるべきではないと主張。ロシア側からの新たな提案については言及しなかったが、ロシア政府はこれまでの合意事項の実施を望むと述べた。(ロイター)
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