16976 西側諸国、イスラム国との戦いでシリア政権と連携すべき    古澤襄

■ロシアのラブロフ外相が提唱
[モスクワ 25日 ロイター]ロシアのラブロフ外相は25日、西側諸国やアラブ諸国に対し、シリアのイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」との戦いに向け、同国のアサド大統領と連携していくよう促した。
ラブロフ外相はまた、旧ソ連のアフガニスタン侵攻を受け、米国がイスラム主義勢力を支援したことによって1980年代に結成されたアルカイダに触れ、米国はイスラム国について同じ過ちを繰り返していると述べた。
同外相は、シリアやイラクでイスラム国が拡大していることに言及し、「西側諸国は、テロリズムの脅威が急速に拡大していることをすでに実感しているだろう」と指摘。
アサド大統領に対する反感から、状況の悪化を招きかねないシリア政権の交代を望むのか、共通の脅威と戦うために結束するという実用主義的な方策を模索するのか、「近いうちにより重要なことを選択する必要が出てくるだろう」と述べた。
■シリア、イスラム過激派との戦いで他国と協力する用意ある=ムアレム外相が表明
[ベイルート 25日 ロイター]シリアのムアレム外相は25日、同国内のイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」との戦いで、いかなる国とも協力する用意があると表明した。
イラクとシリアで勢力を広げるイスラム国に関し、イラクで空爆を実施してきた米政府は先週末、シリア領内でも同勢力に対抗するための検討を行っていることを示唆している。
ムアレム外相はテレビ中継された記者会見で、「シリアは地理的にも作戦上でも、イスラム国と戦う国際的連携の中心にある」と指摘。「真剣にテロと戦うつもりならば、諸国はシリアに来る必要がある」と続けた。
シリア領内のイスラム国に対して米国が空爆を行う可能性について聞かれ、外相は、過激派勢力と戦ういかなる国とも協力する用意があると述べた。ただ、シリア政府の承認なく行われる空爆は敵対的行為とみなされるとした。
米国はシリアのアサド政権の退陣を求める反体制派をこれまで支持しており、この方針が変更される兆しはない。(ロイター)
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