【キエフ=青木佐知子】ウクライナ軍は26日、東部ドネツク近郊の国境地帯で、違法に越境したロシア軍の落下傘兵10人を拘束したと発表した。
タス通信によると、露国防省筋は「国境巡視中に誤って越境した」と説明したが、ウクライナ側は「特殊任務を行っていた」と非難している。
ウクライナ安全保障国防会議のリセンコ報道官によると、落下傘兵を取り押さえる際、ロシア軍のヘリコプターから攻撃があり、政府軍兵士4人が死亡した。また、25日にロシア領から装甲車列が侵入したウクライナ南東部ノボアゾフスクで、26日にも親ロシア派武装集団との戦闘があったことを認めた。
ウクライナのポロシェンコ大統領は26日朝、メルケル独首相と電話会談し、ウクライナ東部で「状況が悪化している」と伝えた。ウクライナ政府は、ロシアがウクライナ東部に戦闘要員や兵器を供給し続けていると批判しているが、ロシアは関与を否定している。(読売)
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16981 ウクライナ、違法越境の露落下傘兵10人を拘束 古澤襄

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