■石井元公安委員長が発言
民主党の石井一元国家公安委員長(80)が29日、神戸市であった自身の旭日大綬章受章記念パーティーで北朝鮮による拉致問題に触れ「日本政府はいまだに横田めぐみさんらを返せと騒いでいるが、もうとっくに亡くなっている」と発言した。パーティー終了後、取材に対し「拉致被害者の生死を私が断言できる根拠はない」とも語った。
パーティーで石井氏は「私は北朝鮮に精通している」とした上で、現政権の対北朝鮮外交について「まだ(交渉を)やっとるのは非常に違和感がある」と不満を示した。「社会に大きな警鐘を鳴らす発言だが、皆さんの批判を問いたい」とも述べた。
横田めぐみさんをめぐっては、北朝鮮側も拉致を認めて「遺骨」を提出したが、日本側が鑑定した結果、別人のDNA型が検出された。
終了後の取材で「(めぐみさんらが)戻って来てくれれば非常にうれしいが、最高権力者が交渉で一度認定した事実を覆すことはあり得ない。冷静になるべきだ」と発言の趣旨を説明した。
石井氏は衆院当選11回、参院当選1回。民主党副代表を務めていた昨年の参院選で落選した。パーティーでは発起人の海江田万里民主党代表や井戸敏三兵庫県知事も出席、祝いの言葉を述べた。(産経)
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17016 「めぐみさんはとっくに死亡」 古澤襄

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