17107 TV頼み?石破地方相、不安な船出    古澤襄

自民党幹事長から新設の地方創生相に転身した石破茂氏のテレビ出演ラッシュが続いている。9月3日の内閣改造の翌4日から6日にかけて、計6番組をはしごした。
「元気で豊かな地方の創生」を目指す地方創生相への就任が決まり、そのアピールといいたいところだが、どうもそれだけではないらしい。
「(閣内の序列が)一番最後なんだよな…」
改造直後、石破氏の表情はさえなかった。閣僚名簿の順番である序列は、安倍首相がトップで、政権の看板であるはずの地方創生相の石破氏は一番下だったからだ。
序列は、財務相、外相など単独で省を率いる閣僚が上位で、地方創生のような特命相は下位が慣例。それでも、自民党ナンバー2の幹事長を経験した石破氏としては面白くなかったようだ。
その上、地方創生相の「露出度」は意外と低いという観測も出ている。
「いつかは首相に」と意欲を持つ石破氏にとって、最大のよりどころは「地方人気」だ。石破氏の側近議員の間では「地方創生相ならば、地方を回る機会が増えて、石破氏の存在感を全国に示すことができる」と期待する向きもある。
しかし、地方で深刻化する人口減少問題は、少子化相を兼ねる有村治子女性活躍相の仕事と重なるのは必至。高市早苗総務相とは地方自治、小渕優子経済産業相とは経済活性化、石破氏と不仲の麻生太郎財務相とは対策に必要な資金について、それぞれ「調整」という地味な仕事が避けて通れない。
一方、石破氏の後任の幹事長に就いた谷垣禎一氏については、早くも「首相の芽がこれから大きくふくらむ可能性がある」(古賀誠元幹事長)との声があり、石破氏のライバルと目されている。
そんな中、どう存在感を発揮していくか。相次ぐテレビ出演には、そんな石破氏の「焦り」が見え隠れする。(スポーツ報知)
杜父魚文庫

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