17204 浅尾代表と渡辺前代表 物別れで分裂懸念    古澤襄

みんなの党の浅尾代表と渡辺前代表が16日夜、東京都内で会談し、今後の党の方向性を巡って意見を交わしましたが物別れに終わり、党内では、対立がさらに深まれば、党が分裂する事態に発展しかねないと懸念する声も出ています。
みんなの党では、渡辺前代表が、浅尾代表が野党再編に軸足を置く場合には辞任を求めることも辞さない考えを示しているのに対し、浅尾氏は、渡辺氏の主張が与党と共同歩調を取るということであれば路線が違うとけん制し、真意を確認する考えを示していました。
こうしたなか、浅尾氏と渡辺氏が16日夜、東京都内で会談しましたが、渡辺氏が、与党と段階的に連携を強化する「与党再編」を目指すべきだと主張したのに対し、浅尾氏は、「『与党再編』はわれわれの路線ではない」と反論するなど、双方が主張を譲らず、物別れに終わりました。
会談のあと、渡辺氏は記者団に対し、「浅尾氏には、路線の違いがこれだけ明確になった以上、同じ考えの人たちと新党をお作りになられたらどうかと申し上げた。党を、私が敷いた元の路線に戻させていただきたい」と述べました。
一方、浅尾氏は記者団に対し、「路線が違うのであれば、渡辺氏が党から出ていかれるということであればしかたがない申し上げた。与党の下請け機関になることは、有権者に対する明確な裏切り行為だ」と述べました。
浅尾氏は、17日に開かれる党の役員会で対応を協議することにしていますが、党内では、両者の対立がさらに深まれば、党が分裂する事態に発展しかねないと懸念する声も出ています。(NHK)
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