■ヨルダン日本大使館 明らかにできる情報はない
内戦が続くシリアで、日本人男性がイスラム過激派組織「イスラム国」に拘束されたとみられることが明らかになってから、17日で1か月になります。
当時、男性と直前まで行動を共にしていた反政府勢力のメンバーは、NHKの取材に対して、中断されていた解放交渉が再開され、捕虜との交換が大きな焦点になっていると明らかにしました。
シリア北部のアレッポ郊外で、千葉市の湯川遙菜さん(42)が、イスラム過激派組織「イスラム国」に拘束されたとみられることが明らかになってから17日で1か月になります。
湯川さんと直前まで行動を共にしていたシリアの反政府勢力「イスラム戦線」のメンバーは、NHKの電話取材に対し、中断されていた「イスラム国」との解放交渉が15日に再開されたことを明らかにしました。
このメンバーによりますと、交渉は、以前は仲介者を通して行いましたが、今回は直接「イスラム国」の幹部と接触し、「イスラム戦線」が拘束している「イスラム国」幹部との交換で、湯川さんを解放するかが大きな焦点になっているということです。
また、湯川さんの状況について、「イスラム国」側は「無事で元気だ」と話していたということです。
一方、ヨルダンにある日本大使館は、湯川さんについて、「現時点で明らかにできる情報はない」と話しています。(NHK)
杜父魚文庫
17205 日本人拘束1か月 解放交渉再開 古澤襄

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