朝日新聞社は19日、東京電力福島第一原発事故の「吉田調書」を巡り、所長命令に反して所員の9割が原発から撤退していたとする記事を取り消した問題を受け、東京本社の市川速水・報道局長と渡辺勉・編成局長、市川誠一・特別報道部長を解任するなどの追加人事を発表した。
同社は、この3人が「記事の出稿と編集の責任者」として誤報に関与したとしている。
後任の報道局長は、西村陽一・取締役編集担当が兼務。新しい編成局長には長典俊・編成局長補佐、特別報道部長には夏原一郎・ジャーナリスト学校事務局長が就く。
同社は誤報の責任を問い、12日付で報道部門トップの編集担当から杉浦信之・取締役を解職している。今回の問題に関する関係者の処分について、同社は「今後、慎重に調査をした上で検討する」としている。(読売)
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17232 朝日、報道局長ら解任…吉田調書誤報で追加人事 古澤襄

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