17233 欧州株続伸、スコットランド独立否決で買い安心感    古澤襄

[ロンドン 19日 ロイター]19日の欧州株式市場は、続伸して取引を終えた。スコットランド独立をめぐる住民投票で反対派が勝利したことを受けて買い安心感が広がった。ただ終盤にかけて、大手格付け機関がフランスを格下げするとの臆測から利益確定の売りが集中し、上昇幅を圧縮した。
FTSEユーロファースト300種指数.FTEU3は一時、約6年半ぶりの高値をつけた後、3.50ポイント(0.25%)高の1401.53で引けた。
DJユーロSTOXX50種指数.STOXX50Eは1.88ポイント(0.06%)高の3273.25だった。
フランスのCAC40指数.FCHIは0.08%低下した。
スペインのIBEX35指数.IBEXは一時、1%を超えて値を上げた。スペインからの独立を主張しているカタロニアで新国家成立を目指す動きが加速するとの不安が、スコットランド住民投票の結果を受けて後退した。その後は欧州の各株式相場でみられた終盤にかけての売りに押し戻される形で、0.10%高で引けた。
個別銘柄では、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が投票結果を追い風に2.5%上昇した。
一方、ドイツの企業向けソフトウエア大手SAPは3.8%下落した。企業向け出張費管理ソフトウエアの米コンカー・テクノロジーズの買収で、現金73億ドルを支払うとしていることが不安視された。(ロイター)
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました