■カタールもシリア空爆作戦に参加 英国は検討中
[ワシントン 22日 ロイター]米国は、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」掃討に向け、湾岸諸国とともにシリアの「イスラム国」拠点に対し空爆を実施した。英国は、空爆に参加するかどうかは検討中としている。
イスラム国の武装組織は、米国主導の空爆に対抗する姿勢を示すとともに、空爆実施に寄与したとしてサウジアラビアを非難した。
米国防総省は22日、同国と有志の国がシリアの「イスラム国」拠点に向け空爆を実施したと発表。空爆に参加した国名は明らかにしていなかった。
しかし23日になり米中央軍(CENTCOM)は、ヨルダン、バーレーン、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)が空爆に参加したことを明らかにした。
英首相府は23日、英国は現在シリアの「イスラム国」拠点に向けた空爆に参加していないと表明。英国防省によると、空爆参加については協議を続けており、最終決定はしていないという。
「イスラム国」武装組織は、米国主導の空爆に対抗する姿勢を示した。
武装組織の要員は23日、ロイターに対し、「こうした攻撃に対抗する。サウード家(サウジアラビア王家)の息子らも批判すべき対象に含まれる。空爆が起きたのは、彼らのせいだ」と述べた。(ロイター)
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17276 米国と湾岸諸国、対「イスラム国」でシリア空爆 古澤襄

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