17289 北の国から文学碑の写真と記事の贈り物    古澤襄

北の国から嬉しい便り。ことしは三月から持病の骨髄腫が悪化して長期入院したので、この十数年欠かさなかった岩手県西和賀町の文学碑忌に行くことも出来なかった。秋には行こうと言っていた信州上山田温泉の硫黄泉にも行けそうもない。
そんな時に岩手日報の論説委員・菅原和彦さんから九月二十一日付け日報紙を送って頂いた。五面に「共に作家だった古澤元と妻真喜の文学碑=西和賀町沢内の玉泉寺」の表題がついた文学碑の写真が大きく飾られていた。

作家・道又力氏の連載「文学の国いわて」は第五章 昭和戦後篇③~シベリア抑留~に入った。21日が88回目、まさに長期連載となった。当初は年末までの予定が「もう少し先まで延びる」と菅原氏は言っている。連載終了後、出版の予定というから来年の春が楽しみである。
10月になれば、秋は駆け足でやってくるどころか、短い秋の先に冬の訪れが待っている。西和賀町の仙人峠の紅葉もいまが見頃だと思うが、やはりことしは岩手にも信州にも行けそうもない。そんな時の日報紙の文学碑の写真だからこんなに嬉しいことはない。
幸いなことに体調は確実に快方に向かっている。成人に達した孫と日本酒の四合ビンを二本空けた。正月に飲み較べするのが楽しみ。
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました