17318 渡辺、浅尾路線対立は「玉虫決着」    古澤襄

■みんな、なお分裂の火種
みんなの党は27日、都内のホテルで両院議員総会を開き、野党との関係強化を唱える浅尾慶一郎代表と、与党志向を強める渡辺喜美前代表の路線対立をめぐり協議した。浅尾、渡辺両氏はともに主張を曲げなかったが、双方の立場を反映した三つの議案を順次可決、いずれの路線も排除しない形でひとまず「玉虫色」の決着を図った。
臨時国会召集を29日に控え、双方ともこれ以上の対立や党分裂は得策ではないと判断、混乱の収拾を優先させた。ただ、国会の状況次第では再び双方が対立する事態は避けられそうになく、分裂の火種は今後もくすぶり続けそうだ。(時事)
■浅尾、渡辺両氏が「和解」 みんな両院総会 「与党入り排除せず」で分裂回避もなお見解に相違
浅尾慶一郎代表と渡辺喜美前代表の路線対立が表面化していたみんなの党は27日、都内で両院議員総会を開き、「与党入りを排除しない」との方針を決めた。
並んで記者団の取材に応じた両氏は握手し「和解」をアピールしたが、渡辺氏は重ねて与党との連携重視を強調した。党分裂は回避したものの、根本的な見解の相違は解消されず、玉虫色の決着となった。
みんなは17日の党役員会で「(与党入りを)選択肢としない」としていたが、27日の総会で「選択肢として排除しない」と決めた。
渡辺氏に配慮した形だが、浅尾氏は記者団に「与党が主要政策を全部丸のみするなら与党入りするが、与党にすり寄ることはない」と述べた。渡辺氏は「与党が政策を丸のみすることはあり得ない」と強調した。
総会前に開いた地方議員との意見交換会では、分裂回避を求める声が相次いだ。(産経)
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