長野と岐阜の県境にある御嶽山の噴火で、警察によりますと、山頂付近で新たに5人が心肺停止の状態で倒れているのが見つかりました。
また心肺停止で搬送された人のうち新たに6人の死亡が確認され、これで今回の噴火で死亡したのは10人になり、心肺停止の人は26人となっています。
御嶽山の噴火で、警察や消防それに自衛隊が29日朝から捜索活動を進めた結果、警察によりますと、山頂付近で新たに5人が心肺停止の状態で倒れているのが見つかりました。
また警察などは、心肺停止になっている人のうち山頂にある「御嶽神社」付近で倒れていた登山者ら8人を29日、自衛隊のヘリコプターで山のふもとに搬送しました。警察が確認を進めた結果、このうち6人の死亡が確認されました。これで今回の噴火で死亡したのは10人になり、心肺停止の人は26人となっています。一方、捜索活動は硫化水素の濃度が高くなったことなどから、午後1時半ごろ中止しました。
警察によりますと、今回の噴火で死亡が確認されたのは▽長野県塩尻市の会社員、林卓司さん(54)、▽長野県松本市の横田和正さん(61)、▽名古屋市中村区の会社員、浅井佑介さん(23)、▽岐阜市の会社員、三浦勇さん(45)の合わせて4人です。また▽長野県側と岐阜県側で合わせて63人が重軽傷を負っています。
警察などは家族などと連絡が取れない人がいることから確認を進めています。(NHK)
杜父魚文庫
17329 御嶽山噴火 死者10人に 古澤襄

コメント