長野と岐阜の県境にある御嶽山の噴火で、29日に警察などが捜索した結果、新たに5人が心肺停止の状態で見つかり、今回の噴火で死亡したのは12人、心肺停止の人は24人となっています。
警察や自衛隊などは30日午前7時前から捜索活動を再開し、大型のヘリコプターで自衛隊員などを頂上まで送り、心肺停止となっている人の搬送を急ぐことにしています。
御嶽山の噴火で警察や消防、それに自衛隊は、29日も山頂付近で捜索活動を進めました。
その結果、山頂付近で新たに5人が心肺停止の状態で倒れているのが見つかり、今回の噴火で死亡したのは12人、心肺停止
の人は24人となっています。
また、合わせて69人が重軽傷を負いました。
死亡した人のうち、29日夜から30日未明にかけて新たに身元が確認されたのは、▽東京・大田区の会社員、高田紗妃さん(29)、▽横浜市港北区の会社員、本多達一さん(39)、▽川崎市麻生区の会社員、高橋秀臣さん(41)、▽愛知県知立市の高校3年生、伊藤琴美さん(18)、▽静岡県御前崎市の会社員、増田直樹さん(41)、▽岐阜県中津川市の会社員、関口泰弘さん(39)、▽兵庫県の山上貴史さん(45)の7人です。
警察によりますと、心肺停止で倒れていた人のうち20人余りは、頂上付近の「御嶽神社」の敷地内やその周辺で見つかったということです。
また、およそ10人については「御嶽神社」から南の「王滝頂上山荘」までの間にあるおよそ500メートルの登山道の周辺で見つかったということです。
山頂付近では、まだ搬送されていない登山者ら24人が心肺停止の状態で見つかっていることから、警察などは午前7時前から800人の態勢で捜索活動を再開し、大型のヘリコプターで自衛隊員などを頂上まで送り、心肺停止となっている人の搬送を急ぐことにしています。(NHK)
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