17342 御嶽山 48人死亡 戦後最悪の火山災害    古澤襄

御嶽山の噴火で、これまでに山頂付近で心肺停止の状態で見つかり、ふもとに搬送された48人全員の死亡が確認されました。
火砕流によって43人が犠牲になった平成3年の長崎県・雲仙普賢岳の噴火を上回り、火山災害としては戦後最悪の被害となりました。

御嶽山の噴火では、自衛隊や警察、消防が1日朝から1000人余りの態勢で山頂や登山道での捜索を再開し、新たに12人が心肺停止の状態で見つかりました。
自衛隊や警察などは、これまで搬送されていなかった人たちを含めた合わせて36人をヘリコプターなどでふもとに搬送し、死亡を確認しました。
これで、今回の噴火でふもとに搬送された48人全員の死亡が確認されたことになります。
これは火砕流によって43人が犠牲になった平成3年の長崎県・雲仙普賢岳の噴火を上回り、火山災害としては戦後最悪の被害となりました。
一方、死亡した人のうち、1日、新たに3人の身元が判明しました。
判明したのは、▽神奈川県小田原市の会社員、佐野秋乃さん(36)、▽長野県池田町の会社員、野口泉水さん(59)、▽愛知県豊田市の会社員、堀孝弘さん(51)です。
これで身元が判明したのは15人となりました。
自衛隊などは2日以降も、山頂付近で取り残された人がいないか捜索を続けることにしています。(NHK)
杜父魚文庫

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