17348 米国 対ベトナム武器禁輸を一部解除    古澤襄

■ベトナム戦争後 40年ぶり、中国反発も
【ワシントン時事】米政府は2日、ベトナムの海洋安保を支援するため、殺傷力のある武器禁輸の一部を約40年ぶりに解除した。ケリー国務長官が同日、国務省でベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相と会談し、米側の方針を伝えた。サキ国務省報道官が明らかにした。
今回禁輸が解除されたのは、ベトナムの沿岸監視や防衛に関わる武器類。米メディアによると、ロッキード社製哨戒機「P3オライオン」の売却も検討されている。南シナ海でベトナムと領有権を争う中国の反発が予想される。
サキ報道官は記者会見で、ベトナムの海洋安保支援と併せて「ベトナム国内の人権状況が一部改善されていることを考慮した」などと説明した。ケリー、ミン両氏は会談で、米越の原子力協定や海洋安保をめぐる協力の拡大などに焦点を当てて討議したという。(時事)
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