47人が死亡し、戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から4日で1週間です。
長野県の対策本部は、4日朝からおよそ1000人の態勢で、行方が分からなくなっている16人の登山者の捜索を行い、新たに4人が心肺停止の状態で見つかりました。
4日の捜索は午後3時に終了し、5日は台風の状況を見ながら捜索を再開するかどうか判断することにしています。
先月27日の正午前に起きた御嶽山の噴火では、噴石が直撃するなどして47人が死亡し、69人が重軽傷を負いました。
これは43人が犠牲になった平成3年の長崎県・雲仙普賢岳の噴火を上回り、火山災害としては戦後最悪の被害となりました。
長野県の対策本部は3日、行方が分からない登山者が16人いると発表し、警察や自衛隊、消防は4日朝からおよそ1000人の態勢で捜索を行いました。
その結果、山頂付近の登山道から離れた斜面などで新たに4人が心肺停止の状態で見つかりました。警察などは、4人をふもとに搬送し、身元などの確認を急いでいます。
4日の捜索は午後3時に終了し、警察や自衛隊、消防は下山を始めています。長野地方気象台によりますと、御嶽山の周辺では早ければ5日の朝から雨が降り出し、6日には台風18号が近づくと予想されています。
対策本部は捜索隊の山頂付近までの往復の時間を考えて、7時間以内に雨が降る予報がある場合は捜索を行わないことにしていて、5日の捜索については台風の状況などを見ながら再開するかどうか判断することにしています。(NHK)
杜父魚文庫
17358 御嶽山 計4人を心肺停止状態で発見 古澤襄

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