[東京 9日 ロイター]菅義偉官房長官は9日午前の会見で、産経新聞の前ソウル支局長が韓国の検察に在宅起訴されたことについて、極めて遺憾だと述べ、9日中に韓国側に事実関係の詳しい確認を求め、懸念を伝達したいとした。
ソウル中央地検は8日、ウェブサイトに書いた記事で韓国の朴槿恵(パククネ)大統領の名誉を毀損(きそん)したとして、産経新聞の前ソウル支局長を在宅起訴した。
菅官房長官はこの問題に関しては、「政府から報道の自由や日韓関係の観点から繰り返し韓国側に懸念を伝え、慎重な対応を求めてきた」と指摘。起訴は「報道の自由および日韓関係の観点から極めて遺憾だ」と語った。
また、「報道の自由との関係では、法執行は抑制的でなければならない」とし、「政府として事実関係の詳しい確認をし、懸念をしっかり伝えたい」と述べた。
日韓関係の対話のドアは常に開かれているとしてきた政府の姿勢に関しては「問題があるからこそ会うべきだというのが、日本の立場だ。そこは変わらない」と述べた。
来週行われるアジア欧州会議(ASEM)の際に安倍晋三首相とプーチン大統領の会談が行われるかどうかについては「両首脳とも出席となれば、その際に何らかのかたちで言葉を交わす可能性は考えている」とした上で、「日ロ首脳会談については11月の北京でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)の際に実施する予定で調整したい」との考えを示した。(ロイター)
杜父魚文庫
17411 産経新聞前ソウル支局長の起訴、極めて遺憾=菅官房長官 古澤襄

コメント
記者一人取り戻せず、拉致犠牲者全員の帰国は望めまい。野党民主党も等異様に大人しい。不思議ですね。「昔の日本だったら。。」