■一躍人権のヒロインに-ノーベル平和賞
17歳の少女・マララ・ユスフザイさんに「ノーベル平和賞」とは重すぎる負担になりはしないか。違和感を感じたのは私だけではあるまい。このところノーベル賞の価値にも少し疑問を抱いている。ロンドン時事は、マララさんが一躍「人権のヒロイン」となった点を認めながら、「マララさんにとって大きな負担になることへの懸念もある」と指摘した。
【ロンドン時事】2014年のノーベル平和賞受賞が決まったパキスタンの教育活動家、マララ・ユスフザイさんは、女性への教育の必要性を否定するイスラム過激派から命を狙われながらも「教育の大切さ」を訴えてきた。
子供や女性の権利、教育、過激主義との闘いという平和賞の伝統的理念を具現化する存在と言える。しかし、まだ17歳の少女にとって、ノーベル賞という栄誉が将来、大きな負担になることへの懸念もある。
11歳になるころにはネットなどを通じ教育キャンペーンを展開していたマララさんは、銃撃を受けた後も暴力に屈することなく、平和や教育権擁護を訴えて世界各地を訪問。過激主義と闘う少女の姿は人々の感動を呼び、マララさんは一躍「人権のヒロイン」となった。
オスロ国際平和研究所のハープビケン所長は、マララさんについて「(10代という)若さにもかかわらず、教育の権利のための世界的唱道者となった」と評価した。
一方、マララさんの年齢を問題視する見方もある。11年にイエメンの女性民主活動家タワックル・カルマンさんが史上最年少の32歳で平和賞を受賞した際、「若い女性にとって(精神面で)過重な負担だ」と異論が出た。
マララさん自身、メディアで「私は(ノーベル賞には)若過ぎる」と語っていたほか、ネット上の投稿でも「プレッシャーに耐えられないのでは」「まだ(活動を)始めたばかり」と今後を心配する見方が上がった。
さらに、授賞をきっかけにマララさんが過激勢力から一層命を狙われる恐れもある。ノーベル賞委員会の選択は課題を残しそうだ。(時事)
杜父魚文庫
17423 「若過ぎる」と懸念も=マララさん 古澤襄
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