■再捜索で最大規模550人態勢・御嶽山噴火
長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊は11日、行方不明者8人の捜索を行い、山頂の剣ケ峰付近で新たに心肺停止状態の1人を発見した。10日と同じ最大規模の550人の捜索態勢を維持し、台風19号が接近する前に、残る行方不明者の発見に全力を注ぐ。これまでに55人の死亡が確認されている。
捜索関係者によると、新たに発見された人は火山灰に埋まり、大きな岩の下敷きになった状態で、体の一部が見つかった。
山頂付近約26万平方メートルの捜索は10日までにほぼ終了しており、11日は既に捜索した場所のうち、火山灰が堆積して目視確認が困難なエリアなどを中心に活動。行方不明者の同行者から得た情報を基に、捜索場所を絞り込んだ。
ただ、山頂付近は冷たい強風が吹き、水分を含んでぬかるんだ泥が捜索を妨げる。10日は複数の隊員が高山病や低体温症を発症しており、11日も過酷な状況での活動が続いた。
気象庁によると、大型の台風19号の接近に伴い、御嶽山周辺は12日から天気が崩れ、13?14日は雨が降る見込み。捜索に当たる警視庁幹部は「時間はないが、焦ってもいけない。できる活動を粛々とやるのみ」と話した。
11日の捜索は午前7時前に始まった。長野県救助隊の指揮隊長を務める浜野匡弘さん(41)は「台風の影響で、あすは捜索に入れるかどうか分からない。きのう発見できなかった分も取り戻して、きょう中に全員発見したい」と意気込み、山頂へ向かうヘリコプターに乗り込んだ。(時事・米ウォール・ストリート・ジャーナル)
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17426 山頂付近で1人発見=心肺停止 古澤襄
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