■地元有志が振る舞う-長野県王滝村
過酷な自然現象の下、体調不良者も出しながら懸命の不明者捜索に当たる自衛隊員らの姿が連日テレビで放映されているが、この捜索をねぎらうために長野県王滝村の有志主婦たちが調理した「塩ちゃんこ汁」を自衛隊員に振る舞った。心暖まる話ではないか。
御嶽山捜索の拠点となっている長野県王滝村で11日、地元の有志が集まり、過酷な環境で活動に当たる隊員らに温かい食事を振る舞った。ちゃんこ汁のほか村特産のカブの漬物も用意し、「少しでも栄養になれば」と長引く捜索の苦労をねぎらった。
自衛隊の宿営地となっている村の施設で、集まった主婦らが大鍋で約300人分の塩ちゃんこ汁を調理。配給係の自衛官が受け取り、隊員らに配った。
参加した40代女性は、「一日でも早く全員が見つかりますように」と祈ってから作り始めたという。「食べ物ぐらいでしか応援できないが少しでもお手伝いできたら」と語った。(時事)
杜父魚文庫
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