■世界経済への慎重な見方背景─日銀総裁=内閣府幹部
[東京 21日 ロイター]内閣府幹部によると、この日の月例経済報告関係閣僚会議では、日銀の黒田東彦総裁が足元の金融市場の動きについて、「株式市場を中心にやや振れが大きい」との見方を示し、その理由として、「世界経済全体の先行きに対する慎重な見方が台頭してきたことがある」との認識を示した。
内閣府幹部によると、黒田総裁は米国株について、世界経済の先行きに関する慎重な見方から調整色の強い展開になっていると指摘。為替相場については「リスク回避姿勢の強まりから、最近では円が(対ドルで)買い戻されている」との見方を示した。
そのうえで、「先般公表された国際通貨基金(IMF)の見通しでも、先進国中心に先行きにかけて成長率は高まっていく姿は維持されている」との認識を示し、「内外の金融市場の動向については、それが経済や物価に与える影響を含め、今後も十分注視していく」と語った。(ロイター)
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17514 株式市場中心に振れ 古澤襄

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