17622 中国潜水艦部隊も強力に推進、インド洋へ進出した    宮崎正弘

■対潜哨戒能力だけは高い日本だが、あとは米軍の攻撃待ちしかない
13年12月だった。中国海軍は原子力潜水艦がマラッカ海峡をくぐり抜けてインド洋へ達し、スリランカへ寄港したと発表した。そして「航海の安全ルールを守り、国際法に準拠したもので、これにより中国はエリート倶楽部入りを果たした」と言い放った。
呉勝利(中国人民解放軍海軍司令員)は「これは戦略的なシンボルであり、中国は偉大な国家としてのステイタスを得たのだ」といった。
事実、空母、ステルス戦闘機に続いて中国は米国、ロシアにつぐ攻撃型ミサイル搭載潜水艦を保有したことを意味し、大変な脅威の出現といえる。
ちなみに列強が保有する攻撃型潜水艦を一覧すると、
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 国、級別     全長       乗員数   搭載ミサイルと射程
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 米国       561フィート  155 24基トライデント(7000マイル)
 オホイオ級
 ロシア(デルタ型) 548      130 16基 シネバ(7100)
 英国(バンガード) 492      135 16基 トライデント(7000)
 フランス     453       111 16基 M57(5000)
 トリオムハン
 中国(94JIN) 443      120 12基 JL-2(4600)
 インド       367       95 12基 サガリカ(4350)
 (アリノハント)  
―― ただしインドの就航予定は2015年になる
小笠原近海に珊瑚を盗みに来ている中国漁船、すでに200隻以上。これは第一列島線をすでに突破し、第二列島線すれすれに迫る中国の民間を装った、「軍事演習」と見るべきで、密漁は演技である。
杜父魚文庫

コメント

  1. 高田恵 より:

    今、小笠原諸島近海で秘密裏に任務が遂行されているのでしょうか。
    今までにない程の恐怖感を感じます。

  2. H.M生 より:

    小笠原での珊瑚密漁を資源保護だけの観点で報じる動きがありますが、これは極めて「のんびり」とした視点です。
    この背景には、中国共産党による大平洋進出戦略と日本領海侵攻の目論見があります。これを見落としてはなりません。
    一刻も早く、日本の安全を守る態勢を築かなくてはならないのに、国会では「うちわ」ごときで緊急案件の審議が阻害されています。政府に強いリーダーシップを求めるとともに、国会審議を阻害する勢力の一掃も急務だと思います。
    中国の帝国主義政策は、ますます露骨なものとなっています。
    外にあっては中国、内にあっては、その中国の走狗である民主党、社民党、共産党、一部マスコミを粉砕すべきです。

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