17629 米中間選挙直前、共和党が僅差リード    古澤襄

■米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)/NBC調査
4日投開票が行われる米中間選挙の直前に実施されたウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCテレビの最新の世論調査では、投票に行くつもりだと答えた有権者の間では共和党支持が46%、民主党が45%で、共和党が僅差でリードしていることが分かった。
激戦となっている10州の上院議員選についても、投票に行くと答えた有権者の間の共和党候補の支持率は47%、民主党候補が46%で、同じく共和党がわずかに上回っている。共和党が上院で過半数の議席を制するには6議席上積みしなければならない。共和党が議会を支配するかどうかは、これら激戦区が決定する。

今回の調査は10月30日から11月1日まで全国1200人の登録有権者を対象に電話インタビュー形式で実施された。その中で投票に行くと答えた者は826人だった。調査は、共和党がわずかに優勢なものの、今の段階でも投票結果は見通せないことを示した。
2010年の前回中間選挙では、最終段階の世論調査で投票に行くとした有権者の間で、共和党の支持率が民主党を6%ポイント上回っていた。
最新調査では、登録有権者の支持率は民主党が46%、共和党が42%だった。10年の時は、共和党が2ポイント・リードしていた。誤差は、投票に行くとした者では上下3.41%、登録有権者で2.83%。
今回調査ではまた、男性と女性の支持率がはっきりと分かれた。男性の間では共和党支持が53%、民主党が38%なのに対し、女性の間では民主党が52%、共和党が39%となった。無党派層では、共和党支持が40%、民主党が30%だった。期日前投票を行った有権者では、民主党支持が50%、共和党が42%で、民主党が上回った。
民主党にとって鍵を握るのは、多くの場合中間選挙には投票に行かない有権者の間の投票率だ。10年の中間選挙、12年の大統領選・議会選の両方とも投票した有権者の間の支持率を見ると、共和党が47%、民主党が44%だった。12年の選挙には投票したが、10年の中間選挙では投票しなかった人たちでは、民主党が59%、共和党が36%だった。
調査では1200人のうち420人は携帯電話だけの利用者だった。(米ウォール・ストリート・ジャーナル)
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