17881 米大統領、国防長官にアシュトン・カーター氏指名へ    古澤襄

12月2日(ブルームバーグ):米政府当局者によると、オバマ大統領は先月辞意を表明したヘーゲル国防長官の後任候補に、国防副長官を務めた経歴のあるアシュトン・カーター氏を選んだ。
パネッタ前国防長官とヘーゲル現長官の下で2年以上にわたって国防総省の背広組ナンバー2だったカーター氏(60)は、その前のゲーツ元長官の下では兵器購買の責任者を務めた。
政府当局者は決定が発表前であることを理由に、匿名を条件に話した。カーター氏選出については先にCNNが報じていた。
カーター氏はローズ奨学生として英国のオックスフォード大学で学び、理論物理学の博士号を取得した。軍歴はない。
同氏は2009年から11年にかけて、国防総省の購買責任者を務めた。議会ではこの時のプログラム運営について質問を受ける可能性がある。(米ブルームバーグ)
■次期国防長官にカーター氏有力=前ナンバー2、行政手腕に定評-米報道
【ワシントン時事】米CNNテレビは2日、先週辞意を表明したヘーゲル国防長官の後任として、カーター前国防副長官が最有力候補に浮上していると報じた。複数の当局者がCNNに対し、オバマ大統領はカーター氏を次期長官に指名するとの見通しを示したという。
カーター氏はオバマ政権発足直後の2009年4月、国防次官(調達・技術・兵たん担当)に就任。11年10月、国防総省ナンバー2の副長官に昇格し、退任する13年12月まで実務を取り仕切った。
カーター氏は在任中、国防予算の強制削減への対応や国防戦略の見直しなどに当たり、組織運営手腕に定評がある。退任時には、ヘーゲル氏との摩擦を指摘する報道もあった。(時事)
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました