17882 民主大物、比例重複相次ぐ「覚悟ない」失望の声    古澤襄

民主党の海江田代表(東京1区)や野田前首相(千葉4区)、菅元首相(東京18区)が比例選に重複立候補した。
これに対し、党内から「党代表や首相経験者としての誇りと覚悟はないのか」と失望する声が出ている。

今回の衆院選では、各党党首のうち、自民党総裁の安倍首相(山口4区)と維新の党の江田共同代表(神奈川8区)が比例選への重複立候補をしなかった。小選挙区制が導入された1996年の衆院選以来、小選挙区単独で出馬してきた生活の党の小沢代表(岩手4区)は、今回初めて比例選にも重複立候補した。
海江田氏と菅氏は前回、選挙区で敗れ、比例復活した経緯がある。民主党は政党支持率で自民党に大きく離されており、海江田氏周辺は、「党首が落選すれば党へのダメージは大きい。『保険』をかけておくことはやむを得ない」と語る。(読売)
■群馬5区 「政治とカネ」の攻守の筈だが、アレレ!民主、候補立てず
自民・小渕優子氏は強固な地盤を誇るが、自らの政治資金問題で、これまでにない逆風下での選挙戦となった。
小渕氏は午前8時半ごろから、渋川市の渋川八幡宮で必勝祈願祭を行った後、大勢の有権者や報道陣に囲まれ出陣式。ビールケースに板を敷いた台に靴を脱いで立ち、「私に関係する政治団体のことで多大なるご心配、ご迷惑おかけしたことを心からおわび申し上げる」と謝罪。その上で「引き続き日本のためにふるさと群馬のために働かせていただきたい。私にはこの道しかない」と声を震わせた。
前回衆院選では、他候補者の応援のためほとんど地元入りできなかったが、今回は自身の選挙区でおわび行脚に専念する予定。この日は渋川市内を遊説し、至る所で車から降りて有権者に再スタートの決意を示した。
共産・糸井洋氏は午前10時ごろ、渋川市内の事務所前で第一声を上げ、遊説に出発。同市のJR金島駅近くでマイクを握り、「政治資金の問題をめぐって閣僚を辞任した小渕さんが何の説明もなく立候補した。知らなかったらしようがないでは済まされない問題。説明できないのなら立候補しないのが政治家のけじめだ」と批判し、「政治とカネ」問題で追及した。この日は同市や中之条町などを駆け回り、声をからした。
社民・小林人志氏は午前9時半に渋川市の事務所前で出陣式を行った後、同市内や吾妻郡などを遊説して回った。
午後6時半からの事務所開きでは、集まった支持者らを前に「経済、集団的自衛権の行使容認、原発、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)、『政治とカネ』の問題について有権者に訴え、理解をいただきたい。13日午後8時までしっかりお願いし、1票でも2票でもいただけるように頑張りたい」などと訴えた。(産経)
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました