17942 東北の吾妻山で火口周辺規制    古澤襄

■小規模噴火の可能性-気象庁
北日本に大雪予報がでているのに、福島、山形両県にまたがる吾妻山(標高1949メートル)で小規模噴火の可能性があると気象庁が警報を出した。
山頂付近の噴火活動だから14日の投・開票には直接影響しないが、やはり気になる。福島の市街地から吾妻山が望むことが出来るから噴煙が立ちのぼる中で投票所に行く人の気持ちは、やはり穏やかではない。選挙期間は吾妻山は静かにして欲しいと祈っている。
気象庁は12日、福島、山形両県にまたがる吾妻山(標高1949メートル)で小規模な噴火が起きる可能性があるとして、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。大穴火口から半径500メートルは立ち入りが規制される。
福島地方気象台によると、12日午前6時21分ごろ、マグマなどの動きの指標となる火山性微動が約35分間続いた。吾妻山で観測されたのは1年4カ月ぶり。火口周辺に設置した傾斜計では、火口側の地盤が上がってまた元に戻る変化も見られた。
火山性地震も10月以降、やや多い状態が続いている。10月は91回、11月は130回を観測。12月は火山性微動が発生した12日朝からさらに増え、午後1時時点で160回に上った。
同気象台は「住民がいる所に被害が及ぶとは考えていない。今後噴火がないと言い切れないので、噴気や地殻変動の状態を監視していく」と説明している。(時事)
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