18057 日本が報復のハッキングを受ける    古澤襄

あと五日で二〇一五年。お正月も寒波襲来と天気予報が告げている。
ロイターが「サイバー攻撃をめぐって米国が北朝鮮への対抗措置を公言する中、日本も対応に追われている。政府が警戒しているシナリオの1つは、米国が動いた場合に日本が報復のハッキングを受ける可能性だ。
本格的なサイバー防衛が緒に就いたばかりの日本は、企業、官公庁ともぜい弱性が指摘されている。」と警告した。
左様、日米軍事同盟を担う自衛隊では米軍の協力でサイバー防衛の組織があるが、一般の企業や官公庁はサイバー防衛のぜい弱性が指摘されてきた。すでに北朝鮮や中国のウイルスが入っていると思わねばならぬ。
かくいう個人のPC(パソコン)に至ってはウイルスの対応措置が出来ているだろうか?
かつては「トロイの木馬」なるウイルスが猖獗を極めたが、対応措置としてウイルス退治のソフトが売れに売れた。ところがウイルス・バスターを入れたら、PCの処理スピードが大幅にダウンする副作用が起こった。
私はウイルス・バスターを外して、プロバイダーのOCNのところでウイルス防御を一任する方式に切り替えた。これとて完璧な防御とはいえない。いまでもたまにOCNの防御線をすり抜けて妖しげなメールが来る。
いまではウイルスバスターも進歩して、①PC操作時に重さを感じさせることない②PC操作時に軽快さとの両立も実現のソフト・・を開発して宣伝につとめている。しかしウイルスバスターの副作用に悩んだ経験があるからいまさら新ソフトをインストールする気にはならない。
仲間がWindows XPをいまもって使っている、と言ってきた。プロバイダーによるウイルス防御もしていないと言っている。高齢者の仲間だから無理もない。
私とて共同の役員時代にシステム担当だった経験があるから、他の高齢者よりも多少の知識がある程度で、見様見真似のPCソフトいじり。Windows XPからWindows 7、Windows 8に切り替えただけである。明らかにWindows XPの方が名器であると思っているが、ウイルス対応では弱体化している。君子危うきに近寄らずでWindows 7、Windows 8を使っているに過ぎない。
ロイターが警告した様に日本にサイバー攻撃がかけられたら、それは一般の企業や官公庁にとどまらない。一般の企業や官公庁がサイバー防衛を強化すれば、防御線が手つかずの個人PCにウイルスの侵入が及ぶと思わねばならぬ。個人で防御線を張るのは事実上不可能に近いから、ここは大手のプロバイダーの防御線を利用した方がいい。
OCNはWindows XPでは防御線を張ってくれない。必然的にWindows 7、Windows 8に切り替えるしかない。これが高齢者にとっては、しんどい作業となる。個人でやろうとしたら「パソコン引っ越し XP→Win7、Win 8」の移行ソフトを購入し、インストールして手順に従って、すでにWindows XPで入力してあるソフトの引っ越し・移行をせねばならぬ。
とてもじゃーないが、83歳の身にはまずは不可能。多くの高齢者は同じ思いをするだろう。結局は仲間の高齢者と同じ様にWindows XPを使い続け、ウイルスによって基本ソフトまで破壊されたら、それを機会にPCいじりから撤退するのがオチとなるのだろう。
年末にあまり良い話ではない。終わりに12月26日のブログ・テンはお知らせする。
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