18202 民主党新代表 決選投票で岡田氏    古沢襄

民主党の代表選挙は、1回目の投票では3人の候補者のいずれも過半数のポイントを獲得できず、国会議員らによる決選投票が行われた結果、岡田代表代行が、1回目に1位だった細野元幹事長を抑えて新しい代表に選出されました。

民主党の代表選挙は、長妻元厚生労働大臣、細野元幹事長、岡田代表代行の3人が立候補し、18日午後、東京都内のホテルで開かれた臨時党大会で、国会議員と来年の参議院選挙の公認候補予定者による投票が行われました。

そして、郵送で投票が行われた地方議員と党員・サポーターの票と合わせて開票結果が発表されました。

それによりますと、▽細野氏が、国会議員らの票が96ポイント、地方議員の票が63ポイント、党員・サポーターの票が139ポイントで、合わせて298ポイント、▽岡田氏が、国会議員らの票が95ポイント、地方議員の票が51ポイント、党員・サポーターの票が148ポイントで、合わせて294ポイント、▽長妻氏が、国会議員らの票が74ポイント、地方議員の票が27ポイント、党員・サポーターの票が67ポイントで、合わせて168ポイントでした。

この結果、3人の候補者のいずれも、全体の760ポイントの過半数を獲得できず、細野氏と岡田氏の上位2人が、132人の国会議員と、来年の参議院選挙の公認候補予定者1人によって行われる決選投票に進みました。

決選投票を前に、細野氏は「われわれが掲げる目標は次の衆議院選挙での政権の奪還だ。私には困難に打ち勝つ体力や気概はあるが、経験が足りない。どうぞ皆さんの力を私に与えてほしい」と述べました。

岡田氏は、「多様な声にしっかり耳を傾けて議論する代表になる。世界が苦しんでいる格差を日本が最初に乗り越えていくことを大きな旗に、一緒にこの国を立て直そう」と述べました。

そして決選投票が行われた結果、岡田氏が133ポイント、細野氏が120ポイントとなり、岡田氏が、1回目に1位だった細野氏を抑えて、新しい代表に選出されました。
岡田氏は、衆議院三重3区選出の当選9回で61歳。

民主党の結成に参加し、これまでに党の代表や幹事長を務めたほか、民主党政権では副総理や外務大臣などを歴任し、去年9月から党の代表代行を務めています。(NHK)

■党員・サポーター投票率46・2%…民主代表選

  
民主党代表選の党員・サポーターの投票率は46・2%で、過去2番目の低さだった。
  
 
過去、代表選で党員・サポータ投票が行われたのは3回で、投票率は2002年9月は51・3%、10年9月は66・9%、12年9月は33・7%だった。

党員・サポーター票(354ポイント)と地方議員票(141ポイント)はドント方式を採用し、いずれも全国単位で得票に応じて配分された。(読売)

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