天皇、皇后両陛下は18日、東京都墨田区の国技館を訪れ、大相撲初場所の8日目を観戦された。平成23年の初場所以来4年ぶり。
この日後半の取組計10番を貴賓席から身を乗り出すようにして見つめ、勝負が決まるたび拍手を送られた。日本相撲協会の北の湖理事長によると、4年ぶりの観戦となるなか、陛下は21歳の関脇逸ノ城を「ずいぶん若いですね」と話され、皇后さまは横綱が3人とも勝ったことについて「強かったですね」と話されたという。
ご観戦は恒例だったが、陛下が24年に心臓手術を受けられたほか、相撲協会が不祥事の影響もあって公益財団法人への移行が昨年1月に遅れ、協会側はお招きを自粛していた。(産経)
■両陛下のご様子が気になる旭天鵬
天皇、皇后両陛下がごらんになった幕内後半、最初の一番を制した旭天鵬は「緊張した。やっぱり空気が違う」と大きく息をついた。勝ち名乗りを受ける姿に両陛下が拍手を送られていたと聞き、40歳のベテランは「本当? うれしいね」と表情を崩した。
旭天鵬によると、両陛下の前で土俵に上がるのは「3、4度目」。自身の勝った相撲より、両陛下のご様子が気になるようで「40歳を過ぎても相撲を取っているとか、(自分の)説明を受けておられたのかな。こういうとき、40歳はいいね」と、自慢げだった。(産経)
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