岸田外務大臣は、イスラム過激派組織「イスラム国」のメンバーとみられる男が日本人2人を殺害すると話す映像が公開されたことを受け、アメリカのケリー国務長官と電話で会談し、テロに屈しない考えを伝えるとともに、2人の早期解放に向けて協力を要請しました。
ヨーロッパを訪問している岸田外務大臣は日本時間の21日午前、訪問先のロンドンで、今回の事態を巡りアメリカのケリー国務長官とおよそ10分間電話で会談しました。
この中で岸田大臣は「アメリカ国務省が談話を発表し、いち早くわが国への全面的な支持と連帯を示したことに感謝する。日本はテロに屈することなく、国際社会のテロとの闘いに貢献していく。事実関係に関する情報収集と早期の解放に向けて支援をいただきたい」と述べ、協力を要請しました。
これに対しケリー国務長官は「全面的に協力し緊密に連携していきたい」と応じました。
これに先立って岸田大臣は、フランスのファビウス外相とも電話で会談し、「イラク・シリアやその周辺国へのおよそ2億ドルの支援は避難民への支援などのためであり、そのような努力へのイスラム国の対応は、イスラム国の残虐な本質を露呈するものだ」と述べたうえで情報提供などの協力を要請しました。(NHK)
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