18277 後藤さん名乗る新たな音声ネットに投稿    古沢襄

ヨルダンと「イスラム国」の交渉が難航している中「イスラム国」が新たなボールを投げてきた。
 

インターネット上に投稿された新たな音声メッセージは、「サジダ・シャウィ死刑囚が現地時間で29日木曜日の日没までにトルコ国境で連れてこられなければ、ヨルダン軍のパイロットのムアーズ・カサースベは即座に処刑される」というもの。

釈放地にトルコ国境を指定している。ヨルダンと「イスラム国」の関係は必ずしも好くない。そこで比較的交流があるとされるトルコを一枚、交渉の相手国として出してきたのであろう。

ヨルダン軍のパイロットのムアーズ・カサースベの生命がかかっているだけにヨルダン側の対応は難しい。同時にパイロットが処刑されれば、後藤健二さんの生命も危うい。

ヨルダンの対応策は、まずパイロットの生命の安全を「イスラム国」に求め、別途、釈放交渉を進める手しか残されていないのではないか。いいように「イスラム国」に振り回されている観が拭えないが・・。

■日本時間の29日午前8時半ごろ、イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束されている後藤健二さんを名乗る男性の声で、新たな音声メッセージがインターネット上に投稿されました。

この中で男性の声は英語で「この音声は私が投稿するよう指示されたものだ」としたうえで、「もしもリシャウィ死刑囚が現地時間で29日木曜日の日没までに、私の解放と引き換えにトルコ国境で連れてこられなければ、ヨルダン軍のパイロットのムアーズ・カサースベは即座に処刑される」としています。

投稿には後藤さんの写真などはなく、男性の声が読み上げたメッセージと同じような内容を、アラビア語で記したものが添付されています。

■【音声メッセージの内容】=新たにインターネット上に投稿された、後藤さんを名乗る男性の音声メッセージは、30秒ほどです。

内容は、「私は後藤健二です。これは私が送るようにと言われた音声メッセージです。1月29日木曜日の日没までにトルコ国境でサジダ・リシャウィ死刑囚と私の命とを交換する準備ができていなければ、ヨルダン軍のパイロットのムアーズ・カサースベはただちに殺害されるだろう」というものです。(NHK)

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