18319 ヨルダン国王訪米 パイロット救出で協力要請    古沢襄

イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人殺害事件を巡って日本政府と連携してきたヨルダンのアブドラ国王がアメリカを訪問し、「イスラム国」に拘束されたまま安否が確認できないでいるヨルダン軍パイロットの救出に向けてアメリカ政府関係者らに協力を要請する見通しです。

イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人殺害事件を受けて、後藤さんの解放に向けて日本政府とも連携してきたヨルダンのアブドラ国王は、2日、ワシントンに向けて出発しました。

ヨルダンは、アメリカが主導する「イスラム国」への軍事作戦に参加してきましたが、去年12月、シリア北部でヨルダン軍の戦闘機が墜落し、パイロットが「イスラム国」に拘束されたままになっています。

インターネット上に後藤健二さんとみられる男性を殺害したとする映像が公開されたあと、ヨルダンの国民の間ではこのパイロットの早期救出を求める声が一層高まっています。

このためアブドラ国王は、アメリカ政府や議会の関係者と会談して、パイロットの救出に向けて協力を要請するものとみられています。

さらに「イスラム国」の脅威に対してどのように対応していくのか、アメリカ政府と改めて協議するものとみられています。

ヨルダンでは、一部で、「イスラム国」に対する軍事作戦に参加したことへの批判の声も出ていることから、ヨルダン政府としてはアメリカの協力も得て一刻も早くパイロットの安否を確認したい考えです。(NHK)

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