18332 山谷国家公安委員長 イスラム国の「国内活動に関心」    古沢襄

[東京 4日 ロイター]安倍晋三首相は4日午前の衆議院予算委員会で、ヨルダン軍のパイロットが「イスラム国」によって殺害されていたことを強く非難し、テロに屈しない方針を改めて訴えた。

山谷えり子国家公安委員長は、日本におけるイスラム国の活動に「重大な関心」があると述べた。
 

安倍首相は、ヨルダン軍パイロット殺害に関する平沢勝栄委員(自民)の質問に対し、「言語道断であり、大きな憤りを覚える」と発言。「日本はヨルダンとともにある。ヨルダン政府、国民に心から連帯の意を表したい」と語った。さらに、「テロに屈しないというヨルダン国民の意思に敬意を表したい。日本もテロに屈することはない」と述べた。
 

<イスラム国の日本での活動に「重大な関心」>
 

山谷えり子国家公安委員長は、テロ防止に向けた警察の対応を問われ、イスラム国の「日本国内での活動実態に重大な関心を持ち、さまざまな手法で関連情報を収集、分析している」と述べた。その上で、「(イスラム国)関係者と連絡を取っていると称する人や、ネット上で(イスラム国)支持を表明している人がいることを承知している」と語った。
 

さらに山谷委員長は、人質救出に警察の特殊部隊を派遣する可能性について、警察権を海外で行使することは「否定されるものではないが、当該国の同意が必要」と述べた。その上で、特殊部隊はあくまで国内向けの治安部隊との認識を示した。
 

このほか岸田文雄外相は、殺害されたジャーナリストの後藤健二さんに対し、電話や面会を通じて渡航をやめるよう働きかけたことを明らかにした。岸田外相は「9月下旬、10月上旬に電話で、10月中旬には面会して、合計3回にわたって外務省担当部局から、危険な地域には渡航しないよう注意喚起をした」と語った。(ロイター)

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