■人質の米女性「私はくじけません」…家族に手紙
安倍晋三首相は11日、過激派組織「イスラム国」に拘束されていた米国人女性ケーラ・ミュラーさんが死亡したとの米政府発表を受け、弔意のメッセージを公表した。
「衷心より哀悼の意を表する。この困難な時にあって、米政府と米国民に対し、揺るぎない連帯を表明する」とした。
併せて、日本政府がテロとの戦いで国際社会と連携し、中東向けの人道支援を拡充する方針を重ねて示した。(ロイター)
■死亡した米国人女性ケイラ・ミューラーさん(26)の家族が10日、「イスラム国」に拘束中のミューラーさんから家族に送られた手紙を公表した。
ロイター通信によると、手紙は昨年春に書かれ、解放された人質に託されたという。
手紙では「私は安全な場所にいて、危害も加えられず健康です」と身の安全を伝え、「10年も隔離されているかのようで、家族に会えなくてさみしい」と心情をつづっている。
家族は身代金を要求されていたが、「私の解放交渉をみんなの義務にしたくない。重荷になるべきではありません」と解放交渉に応じないよう求め、「(拘束が)ここまで長くなると思わなかったけれど、私はくじけません。どんなに長くかかっても負けません」と記している。(読売)
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