【キエフ＝田村雄】ウクライナ東部で今年に入り戦闘が再び激化した同国政府軍と親ロシア派の武装集団との停戦が１５日午前０時（日本時間午前７時）に始まった。
停戦は、ロシア、ウクライナと独仏の４首脳がベラルーシのミンスクで開いた協議を受け、１２日にウクライナ政府と武装集団の代表者が合意文書に署名して決定した。
ウクライナのポロシェンコ大統領とロシアのプーチン大統領は１４日、それぞれ独仏首脳と電話会談し、合意履行の必要性を強調した。インターファクス通信によると、武装集団側も同日、停戦の履行を表明した。
ただ、ウクライナ東部では１４日も緊張が続き、停戦の先行きは予断を許さない状況だ。同国政府と武装集団は昨年９月にも停戦で合意する文書に署名したが、戦闘が再燃するなどして破綻。今回は２度目の停戦となる。（読売）
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