18419 トップ記事で読まれた能登半島沖不審船事件    古沢襄

「春は駆け足でやってくる」という感じを受けている。二月十七日午前七時現在のブログ・トップ6で一位に「①能登半島沖不審船事件」。

平成11年(1999)3月23日に発生した不審船による日本領海侵犯事件を日本国民はあらためて思い起こす必要がある。

この事件から16年の歳月が去った、小渕内閣の時に発生した事件だが、日本の国防意識がいかに脆弱なものだったか、四囲を海にかこまれた日本の国防を担う海上自衛隊や海上保安庁の過去の姿を検証してみる必要がある。

あらためて言うが小渕恵三首相や野呂田芳成防衛庁長官が決断した「海上警備行動の発令」は、その後の日本防衛思想にとって先駆的なものであった。

この「海上警備行動の発令」に小渕内閣の野中広務官房長官が発令しないよう官邸内に圧力をかけていた事実も忘れてはならない。中国や北朝鮮を刺激しないことが、日本の国防だと錯覚している人種がいる。

イギリスのサッチヤー首相は、この手の人種を「ウエット」と称して軽蔑している。

”春”の話題に戻ろう。六位の「⑥鬼っ子”過激派組織IS”を産んだアラブの春」をわざわざ載せたのは、エジプトが過激派組織ISの跳梁にいち早く実力で排除する行動にでたからである。

エジプトはリビア国内のISの拠点に空爆を行っただけでなく、アメリカが主導する対ISの有志連合に対し支援を要請した。

激動する中東の動きを日本は”アレヨアレヨ”と観ているだけでは済まない。日本は1999年の教訓をあらめて認識して、自国の海の護りを固めるべきであろう。

①能登半島沖不審船事件    古沢襄
②中国空軍の空域司令官が自殺していた 宮崎正広
③ミシェル夫人が初来日    古沢襄
④イージス艦の元航海長が明かす「北」工作船追走劇の真実 古沢襄
⑤中国軍の将来の戦争勝利に「深刻な弱点」    古沢襄
⑥鬼っ子「過激派組織IS」を産んだアラブの春  古沢襄
 
 
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