十七日朝から北東北で大きな地震が頻発している。午前8時6分ごろ三陸沖を震源地とするマグニチュードは6.9(推定)の地震、午後1時46分ごろ朝の地震より陸地よりの震源地で、青森で震度5強 岩手で震度5弱の強い揺れ。
4年前の巨大地震の記憶が残っているだけに心配である。
■青森で震度5強 岩手で震度5弱 津波心配なし
17日午後1時46分ごろ、青森県で震度5強の強い揺れを観測する地震がありました。
この地震による津波の心配はありません。
震度5強の揺れを観測したのは青森県階上町で、震度5弱の揺れを岩手県普代村で観測しました。
また震度4の揺れを、青森県の八戸市や三戸町、岩手県の盛岡市、宮古市、久慈市などで観測しました。
このほか、震度3から1の揺れを北海道と東北、関東、それに新潟県の各地で観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地は岩手県沖で、震源の深さは50キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.7と推定されています。(NHK)
■「発生地域は巨大地震の震源域」
東北地方の地震のメカニズムに詳しい東北大学の今村文彦教授は「今回、地震が発生した地域は、もともと地震活動が活発なところではないが、4年前の巨大地震の震源域に含まれ、地震が起きやすくなっていることが考えられる。
陸地に近いため揺れが大きくなったとみられる。
今回の震源域の北側には、4年前の巨大地震でずれ、動かなかったとみられる地域があり、今後、影響などについて詳しく調べる必要がある」と話しています。(NHK)
■東北で震度4 岩手県沿岸で津波を観測
17日午前8時6分ごろ、東北地方で震度4の揺れを観測する地震があり、岩手県の沿岸では午前8時40分前後から津波が観測されています。
気象庁は岩手県の沿岸に津波注意報を発表し、海岸や川の河口付近には近づかないよう呼びかけています。
予想される津波の高さはいずれも1メートルです。
気象庁の観測によりますと、岩手県の久慈港で午前9時7分に20センチの津波の高さを観測したほか、宮古港で午前8時47分に10センチ、釜石港では午前8時38分に数センチ程度の津波をそれぞれ観測しました。
津波注意報が出た地域の方は、海岸や川の河口付近から離れ、近づかないでください。
津波は何度も押し寄せ、急に高くなることがあります。
津波は強い力で人や物を押し流します。海岸や海中での作業などは切り上げて、海岸や川の河口近くから離れて下さい。
海の様子を見に行かないでください。東日本大震災の被災地は、地盤が沈んだり堤防が壊れたりして浸水しやすくなっています。
海岸や川の河口付近には近づかないでください。また、この地震で震度4の揺れを、岩手県の盛岡市、宮古市、花巻市、八幡平市、奥州市、滝沢市、矢巾町、普代村、青森県の五戸町、南部町、宮城県の登米市、石巻市、栗原市、涌谷町、美里町、秋田市、それに秋田県大仙市でそれぞれ観測しました。
このほか北海道から関東甲信越、東海にかけての広い範囲で震度3から1の揺れを観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地は三陸沖で、震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.9と推定されています。(NHK)
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