■ロンドン警視庁 異例の公開捜索
【ロンドン=佐藤昌宏】ロンドン在住の15~16歳の英国人少女3人がイスラム過激派組織「イスラム国」に参加するためにトルコ経由でシリアへ向かった可能性が高まり、ロンドン警視庁は異例の公開捜索に乗り出した。
3人はロンドン東部にある公立中等学校の生徒で友人同士。17日午後、ロンドン南郊の空港からトルコ・イスタンブール行きの飛行機に搭乗したことが確認されている。
3人のうち1人が、成人に達しているとみられる姉のパスポートを使ったため、少女だけのグループでも搭乗が許可されたらしい。いずれも家族に行き先を告げていない。
3人の共通の友人の中に、昨年12月にシリアへ渡って「イスラム国」に参加したとみられる少女(15)がおり、この少女に合流しようとしている可能性が高いという。
家族らは声明で、「シリアで困っている人たちを助けたいという気持ちはよく分かる。でも、あなた自身を危険にさらすことはない。頼むから(シリアへの)国境を越えないで」と訴えた。
同警視庁対テロ部隊のトップは声明で、「3人はまだトルコ国内にいる可能性がある。何としてでも無事に家族の元に帰したい」と協力を呼び掛けている。
英国から「イスラム国」への参加者は500~600人と推定され、このうち、1割以上が女性とみられる。(読売)
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