ロンドン警視庁によると、3人の少女はイスラム教徒が多く居住する東ロンドンの学校の同級生。
欧州諸国から若い女性たちが「イスラム戦士と結婚するため」にシリアへ渡るケースも後を絶たないという。
ロンドン(CNN) 英国の警察は20日、ロンドンの自宅を出たまま行方不明となり、シリアに向かったと見られる3人の10代の少女の発見に協力するよう呼びかけた。
警察によると、3人のうち2人は15歳で1人は16歳だという。少女らは、17日の便でトルコ・イスタンブールに向かった後、行方不明となっている。
警察が公開した写真には、ロンドン・ガトウィック空港で旅行かばんを持った3人の少女がいっしょに歩いている姿が写っている。3人はロンドン東部の同じ学校に通う親友同士だという。
ロンドン警視庁テロ対策指令部のリチャード・ウォルトン氏は「われわれは、この3人の少女の安否を大変心配している。情報を持っている人はすぐに警察に連絡してほしい。少女らを無事に家族の元に届けることがわれわれの最優先事項だ」と述べた。
10代の少女がシリアに向かおうとしたのは、今回が初めてではない。
昨年10月、米コロラド州に住む3人の10代の少女が、過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に参加するためにシリアに向かう途中、ドイツのフランクフルト国際空港で発見され、保護された。
また昨年4月には、同じく米コロラド州に住む19歳の少女が、デンバー国際空港からトルコとシリアの国境付近にあるISISのキャンプに向かおうとしていたところを逮捕された。少女は、ネット上で知り合ったISISのメンバーと結婚するつもりだった。(CNN)
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