18463 フィリピンに日本赤軍の活動拠点か    古沢襄

インドネシアの日本大使館襲撃事件で逮捕された日本赤軍メンバーの城崎勉容疑者がネパールで身柄を拘束された際、フィリピン人名義の偽造パスポートを持っていたことが捜査関係者への取材で分かりました。

フィリピンでは、ほかの複数のメンバーの活動が確認されていて、警視庁はフィリピンが日本赤軍の活動拠点の一つだったとみて調べています。

20日、アメリカから送還された日本赤軍のメンバー、城崎勉容疑者(67)は1986年にインドネシアのジャカルタの日本大使館に金属弾が撃ち込まれた事件に関わったとして殺人未遂の疑いなどで逮捕され、22日、検察庁に送られました。

城崎容疑者は事件から10年後の1996年にネパールで身柄を拘束されアメリカに移送されましたが、その際、フィリピン人名義の偽造パスポートを持っていたことが捜査関係者への取材で分かりました。

城崎容疑者は、このパスポートを使ってネパールに入国していたということです。

日本赤軍を巡っては日航機がハイジャックされたダッカ事件で、城崎容疑者と一緒に超法規的措置で釈放された泉水博受刑者(77)が1988年にフィリピンで逮捕されたほか、ほかの複数のメンバーもフィリピンで活動していたことが確認されています。

警視庁はフィリピンが日本赤軍の活動拠点の一つだったとみて調べています。関係者によりますと城崎容疑者は調べに対し、黙秘しているということです。

 
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