■日本政府「ホワイト・ハッカー」を二十五人、とりあえず採用
「ホワイト・ハッカー」とは「正義のハッカー」であり、政府のハッカー攻撃予防専門チームに配属される。
高度なコンピュータ技術が必要で、米国でもハッカー・マニア、ハッカー・ボーイから探し出して、専門職につけている。
日本政府は公募と大会優勝者などをスカウトし、サイバーテロ対策を総括する内閣府サイバー・セキュリティ・センターの職員、研究員とする。
サイバー・セキュリティ・センターには現在80名の職員しかおらず、来年度にようやく50%増員の120名態勢となる。
ハッカー技術に長けた若者は、往時の将棋やチェスコンテスト同様に、技術自慢が多い。欧米は大学に奨学金をだして、ホワイト・ハッカーを補充している。
これは米国でおきた天才少年ケビン・ミトニックがなんとFBIのコンピュータ・システムに侵入したり、捜査官に大胆に挑戦状をおくったり、しかも二年間捜査網から逃げおうせていた。
このためケビン・ミトニックは伝説上のハッカーとなり、伝記ばかりか映画にもなったほど。中国軍人等がかいた『超限戦』にも名前がでてくる。
その後、ケビンはFBIに協力しホワイト・ハッカー側になったのである。
日本のハッカーによるHP改竄などの被害は2013年度だけでも500万件を越えており、対策が後手後手にまわってきたが、イスラム国の跳梁、東京五輪をひかえ、もはや悠長に構えてはおられなくなった。
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