川崎市の河川敷で中学1年の男子生徒が殺害された事件で、警察は知り合いの少年グループの3人が事件に関与した疑いが強まったとしています。
このうちの1人の少年が警察署に入りました。ほかの2人の少年は27日朝から事情を聴かれています。
今月20日、川崎市の多摩川の河川敷で近くに住む中学1年生の上村遼太さん(13)が首を刃物で刺されるなどして殺害されているのが見つかりました。
警察のこれまでの調べで、事件が起きたとされる午前2時ごろ、上村さんが少年とみられる複数の人物と現場の方向に向かう姿が防犯カメラに写っていました。
およそ1時間後には近くの公園のトイレで、上村さんのものとみられる衣類や靴が燃やされ、警察は事件に関与した人物が証拠を隠そうとしたとみて捜査してきました。
上村さんは去年11月以降、10数人の少年グループと深夜の公園などで一緒にいるのが頻繁に目撃され、知人らによりますと先月、グループの少年から顔を殴られるなどの暴行を受けたほか、今月中旬にはインターネットの「LINE」で、「殺されるかもしれない」と書き込んでいたということです。
警察は防犯カメラの映像や「LINE」でのやり取りなどを詳しく調べた結果、少年グループのうち、3人が事件に関与した疑いが強まったということです。
このうち1人の少年が川崎警察署に入りました。
警察が今後、事情聴取を行うことにしています。ほかの2人は27日朝から事情を聴かれているということで、警察は事件の解明を進めることにしています。(NHK)
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