■欧米は失脚に備えよ=ホドルコフスキー氏
[ロンドン 26日 ロイター]かつてロシアのプーチン大統領の政敵だった元石油会社社長、ミハイル・ホドルコフスキー氏は26日、プーチン大統領は「裸の王様」だと批判した。ロシア経済は一段と悪化し、権力闘争が起きる、と語った。
ロンドンでの講演で述べた。ホドルコフスキー氏は、当時ロシア最大の石油会社だったユコス社の元社長。ロシアでも第1位の富豪だったが、2003年に脱税などの罪で逮捕。2013年に釈放されている。
ホドルコフスキー氏は、欧米諸国に対しては、プーチン大統領の失脚後を見据え、大統領の対抗勢力との関係を築くべきだ、と助言した。
同氏は、プーチン政権は衰退期に入っている、と表明した。ただし、大統領の失脚までにはまだ時間がかかり、政権の最終局面は欧米とロシア国民にとって、苦痛かつ危険なものになる、との見方を示した。
ホドルコフスキー氏は「ロシアは皇帝の病床の傍らで長く苦しむことになる。国民にとっては苦痛で、欧米には危険なことだ」と述べた。(ロイター)
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