■対「イスラム国」一気攻勢
【カイロ時事】イラク軍部隊は2日、過激派組織「イスラム国」が昨年6月に支配下に置いた北部サラハディン州の州都ティクリートを奪還するため、大規模な軍事作戦を開始した。
現在、都市の南方から激しい攻撃を仕掛け、一気に攻勢を強めているもようだ。
現地からの報道によると、軍部隊はイスラム教シーア派民兵や政府寄りのスンニ派部族勢力の協力を得て、首都バグダッド北方のサマラからティクリート南方の町ダウルなどの攻略を目指し、進軍を開始した。ダウルはイスラム国の要衝とされ、成否が今後のティクリート奪還作戦の鍵を握る。(時事)
■イラク軍、ISからの都市奪還作戦開始
【3月2日 キルクーク/イラク AFP】イラクの首都バグダッド(Baghdad)北西でイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が制圧していた都市ティクリート(Tikrit)周辺に対し、イラク政府軍は2日早朝、空爆支援を受ける約3万人の兵士と民兵を投入した大規模な奪還作戦を開始した。
ISの掌握下にある都市に対する奪還作戦としては、これまでで最大規模となる。
イラク軍中佐がAFPの電話取材に対し「治安部隊がティクリートと(南方の)ダウル(Ad-Dawr)、(北方の)アラム(Al-Alam)の3か所の戦線に進軍している」と語った。ISの逃亡を防ぐため、道路沿いにも政府軍が展開しているという。
前夜、ハイダル・アバディ(Haider al-Abadi)イラク首相が開始を予告していた今回の作戦には、政府軍、警察、対テロ部隊のほか、政府が組織する有志部隊、さらにISに反対するスンニ派の部族が加わっているという。(AFP)
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