18640 習近平氏のかつての勤務先まで汚職摘発の矛先    古沢襄

【広州=比嘉清太】中国共産党の調査機関・中央規律検査委員会は20日、福建省の徐鋼・副省長(56)が「重大な規律違反と法律違反」の疑いで調査を受けていると発表した。
  
 
習近平(シージンピン)政権発足後、習氏が約17年にわたり勤務した同省での高官摘発は初めて。徐氏は、習氏が福建省長だった時期に、部下である省政府副秘書長を務めた。

習政権が進める汚職摘発を巡っては、習氏のかつての勤務地に矛先が向けられていなかったことから「恣意(しい)的だ」との批判が出ている。

福建省にもメスを入れることで、「聖域なき反腐敗」をアピールする狙いとみられる。党関係者は「中央規律検査委は福建省での集中調査に着手している」と語った。

習氏が2007年にトップの党委員会書記を務めた上海市でも今月18日、戴海波・市政府副秘書長(52)の摘発が発表された。戴氏は江沢民(ジアンズォーミン)元国家主席の一族に近いとされ、江氏をけん制する狙いもあるとみられる。(読売)

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