東京にある韓国文化院で放火未遂があったと韓国で大きく伝えられている。韓国政府が運営する韓国文化センターだが、深夜にビルの壁にライターで火を付けた跡があり、防犯カメラに何者かが放火しようとする様子が写っていた。最近、日本社会で強まっている反韓感情を背景にした事件とみられている。
日本非難にはもってこいの事件だからマスコミは一斉に飛びついた。ただ反日報道の先頭にたっている大手右派紙が1面トップで興奮状態なのに対し、珍しくあえて(?)報道しなかった大手紙もある。日韓関係悪化の時節柄、不必要に世論を刺激しないよう配慮したのかな。
韓国が今回のような外交施設に対する事件に強い関心を示すのはいいことだ。その気になれば自国における外国公館の現状に目を向けるきっかけになるからだ。そしてソウルの日本大使館をめぐる日常的な違法、不法、テロまがいの行為などやりたい放題の異常さに気付いてほしい。
在韓日本人の間で最近、「日本の韓国化」という皮肉な声が聞かれる。韓国の執拗(しつよう)な反日に刺激された日本人の反韓感情が、一部で極端な韓国非難にまでなっているからだ。今回の事件が反韓によるものとするとまさに「日本の韓国化」である。これは困ったものだ。(産経)
<a href="http://www.kajika.net/">杜父魚文庫</a>
コメント